医療法人 医経会 武蔵野病院
三鷹市 ペインクリニック科・産科・婦人科・内科
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ペインクリニック科
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帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛について
帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛とは?
帯状疱疹は、子供の頃にかかった水痘・帯状疱疹ウィルスが原因で発症します。その後ウイルスは神経の中を旅をして脊髄後根神経節、三叉神経節などに身を潜めています。十数年を経て何らかの原因で体力が低下したり、免疫力が低下したときに、潜めていたウィルスが再活性化して神経の分節性支配領域に帯状の水泡と強い痛みを生じます。

帯状疱疹は発症してから3週間から4週間位で、ほとんどは自然に治りますが、この間の強い痛みを耐えしのぐことは容易ではありません。そして、「帯状庖疹後の神経痛」という後遺症を残すことも問題です。帯状疱疹の痛みは、消炎鎮痛薬が一時的には有効です。ペインクリニックで神経ブロックを数回行いますと、その直後から痛みは軽くなっていきます。神経ブロックは単に痛みを鎮めるだけではありません。神経ブロックには、帯状疱疹後の神経痛の発症を予防できるという素晴らしさがあります。

帯状疱疹後の神経痛がなぜ問題かといいますと、帯状庖疹のウイルスは、神経を破壊していきます。そして破壊された神経は修復されることはありません。ただ壊れるだけなら問題はありませんが、病的なほどつらい痛みが残ってしまうことが問題なのです。治療開始までに時間がかかってしまいますと、それだけ神経痛の後遺症が残る可能性が高くなります。神経の破壊を少なくするためにもできるだけ早く神経ブロックを中心に治療を開始することが大切です。この状態になりますと普通の痛み止め(消炎鎮痛薬)がまったく効きません。そして、この痛みの治療はなかなか難しくなるということです。その他、神経ブロック療法には痛み局所の血流の改善によって、ウィルスに侵された組織を修復いたします。また局所の痛みと関連する有害物質を抑える作用も持ってます。この有害物質を取り除くことが、痛みを和らげ、炎症を鎮め、傷の治りを早め、結果として帯状疱疹後神経痛の防止につながります。
帯状疱疹の痛みの治療法

高齢で免疫力が低下している場合や発症して1ヶ月未満の急性期で中等度の痛みの場合はは入院治療が必要なことがあります。神経ブロックの種類や回数は重症度、罹患部位などによって異なります。当院では入院治療が可能です。

一般には、帯状疱疹の皮膚症状が現れてから5日目ぐらいまでに、抗ウイルス薬による治療を始めれば、後遺症は残りにくいと考えられています。2週間以内に神経ブロックを開始すれば帯状疱疹後神経痛になる確率が少なくなります。よって帯状疱疹の後遺症(神経痛)を残さないためには早期にペインクリニックを受診し鎮痛のための治療を開始することを薦めます。神経ブロックの治療は決して痛くありません。

もし神経痛の後遺症が残ってしまっても、神経ブロックや抗うつ薬などの治療で軽減することがありますので諦めないで下さい。帯状疱疹痛は身体のあらゆる箇所に発症しますので、あらゆる神経ブロック法が治療の基本となります。よって治療は専門医が行います。急性期の帯状疱疹痛の治療をしっかり行うことはとても大事です。現在、不幸にも神経痛が残って痛みで苦しんでおられる方は、是非、ペインクリニックの専門医を受診され相談して下さい。

帯状疱疹後神経痛について
帯状疱疹後神経痛とは、帯状庖疹の皮疹が完全に治癒した後も、痛みと感覚異常が残存し続けているものをいいます。帯状庖疹発症から6カ月以上経過したものとされています。これは神経因性疼痛の代表として扱われます。三環系抗うつ薬を中心とした薬物療法が主体となり、神経ブロックは補助的な治療法となりますが、神経ブロックによって痛みが軽減することもしばしばあります。改善がなければ交感神経節破壊術(神経破壊薬使用、高周波熱凝固法、鏡視下手術)や脊髄刺激装置植込術あるいは神経根の高周波熱凝固法も行われてます。

帯状庖疹後神経痛に移行する可能性を記述しておきます。
1.庖疹部位の皮膚感覚の低下度。
2.帯状庖疹の広さ。
3.高齢。
4.基礎疾患(糖尿病・癌・ステロイド服用中、免疫抑制など)の存在。
5.帯状庖疹の部位(顔面、腋窩部などは頑固)
腰痛について
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腰痛の対処
腰下肢痛(腰痛)には、急性腰痛と慢性腰痛の2種類があり、それぞれ対処法が異なります。ぎっくり腰に代表される急性腰痛の場合、まず楽な姿勢をとって安静にし、氷枕やアイスパックなどで患部を「適度に」冷やすと効果的です。一方、慢性腰痛の場合は、マッサージやお風呂に入るなど、血流を良くすると効果的です。それでも痛みが改善されない時は、専門医の診察を受けましょう。
腰痛とペインクリニックのかかわり
腰痛を引き起こす整形外科的な病気はたくさんありますが、それらに対する一般的な治療法には理学療法や温熱療法などがありますが、これらは一時的な痛みの緩和に留まります。しかし、腰や下肢を対象疾患とするペインクリニックでは、薬物療法に加え腰部硬膜外ブロック、仙骨硬膜外ブロックなどにルートブロックも組み合わせて痛みの治療を行っていきます。
ペインクリニックにおける治療法

外来の場合は、一般的に硬膜外ブロック(一回法)が行われます。これは、腰の中央から硬膜外腔に薬液を入れて痛みを軽減させる方法です。施術後は、1〜2時間ほど安静にする必要がありますので、時間にゆとりをもって受診して下さい。外来治療で効果があまり出ない場合には、入院して痛みの集中治療を行います。
病気と治療法の詳細については、専門医にご相談下さい。